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今日の昼間、FMのクラシック番組で ラヴェルの『ボレロ』が流れていました。 マルティノン/パリ管のアバウトな演奏(笑)。 久しぶりに聴いた、『ボレロ』。 この曲が音楽的にどうだとか、 芸術として意義のある作品かどうかとか、 僕には分かりません。 でも、大好きな曲のひとつであることは間違いありません。 ご存じのこの曲、冒頭に小太鼓で提示される単純なリズムが 実に169回繰り返されます。 小太鼓はこの執拗な繰り返しを、たったひとつの 長い長いクレシェンドをたどりながら鳴らし続けます。 短い序奏のあとに現れるフルートに始まって、 さまざまな楽器が、たった2つのメロディを それこそ執拗に、繰り返し奏でます。 最後のわずかな結尾部を除き、音楽を構成するのは A、Bの2つの旋律だけ。 この時点で、相当クレイジーな曲です。 1928年の初演のときは、けっこうな騒ぎになったとか。 いろんな意味で常識を逸脱したこの曲、 でも、アヴァンギャルドではありません(と僕は思う)。 ちゃんとリズムも、ハーモニーもあります。 楽器編成は大きいけど、ちゃんと全部「楽器」だし。 木片とか、サイレンとか、そんなもの使っていません。 現代の前衛作品にありがちな、 リズムもハーモニーも存在しない、 下手すると譜面の存在すらあやうい「音楽」とは 明らかに一線を画すものです。 そういう「ぎりぎりのクレイジーさ」が 僕はとても好きです。 そんな僕は、『春の祭典』よりも 『ペトルーシュカ』のほうがずっと好き(笑)。 まぁ、僕の『ボレロ』好きは 元トロンボーン吹きだってことも大きいけど(笑)。 高校生のころ、ひとりで延々とチャレンジしてたねー。 結局、満足できたことは一度もないです。当然か。
by bass-mog
| 2006-06-13 00:02
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