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たまに、街中ですれ違う女性の香水の香りに、ぎょっとして振り返ってしまうことがあります。 どう言葉にすればいいのか分かりませんが、ちょっと紅茶にも似た、品のいい香り。 ふいに漂ってくる残り香に、20年余りの時間が一気に消し飛んでいきます。 僕が二十歳の頃、強烈に片思いをした女性がいました。 相手は高校の2年後輩。当時まだ17~18歳でした。 僕がまだ彼女のことを全く意識していなかった頃、ささいなきっかけで彼女から手紙を受け取りました。内容は他愛もないことだったんですが、その便箋からふわっと伝わってくる、ほのかな香水の香りに、なんとなくドキッとしたことを今でも鮮明に覚えています。 しばらくして、その手紙がきっかけだったわけではないんですが、僕は彼女のことを強く意識するようになりました。 そして実際、彼女と間近で話したりすると、あの便箋と同じほのかな香りがしました。 結局、僕の想いは「強烈な片思い」で終わりました。 その後も彼女とは途切れ途切れに連絡を取り合う関係でしたが、この数年は音信不通です。 長く不倫の関係を続けていた男性の子どもを産んだ、というところまでは本人から聞きました。籍を入れたかどうかは定かでありません。 彼女も、無事に生きていれば今年で40歳になったはずです。 たぶん、相変わらずきれいなんだろうと思います。 いや、仮に見る影もないおばちゃんになっていたとしても、もし突然僕の目の前に現れたりしたら、またあの香りが記憶の中からよみがえってくるんじゃないか、そんな気がします。
by bass-mog
| 2005-06-18 01:52
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